スタッフ ブログ (旧)
2009/07/09
長期優良住宅 普及モデル
平成21年6月4日から、新しい制度として「長期優良住宅制度」というものが始まりました。 「長期優良住宅」とは 一般住宅に比べ、耐久性・耐震性が高く省エネ性能に優れるなど、長期間有効な状態で住まい続けられる措置が講じられ、 … “長期優良住宅 普及モデル” の続きを読む
平成21年6月4日から、新しい制度として「長期優良住宅制度」というものが始まりました。
「長期優良住宅」とは
一般住宅に比べ、耐久性・耐震性が高く省エネ性能に優れるなど、長期間有効な状態で住まい続けられる措置が講じられ、長期に渡る維持保全の計画が立てられている住宅が「長期優良住宅」です。
少子高齢化の進展や環境問題の深刻化などの社会情勢の変化に伴い、住宅や住居環境の「質」の向上が求められています。
耐用年数30年のような使い捨て住宅ではなく、長く愛着を持ち、住み続けられる住宅をつくり、きちんとメンテナンスをを続けることにより、住宅の価値を高め、良質なストックとして将来世代に継承していくことを目的としてしています。
国が本腰を入れた「優遇制度」とは
- 長期優良住宅先導的モデル事業・・・・・・・・・補助金200万円
- 長期優良住宅普及モデル事業・・・・・・・・・・・補助金100万円
- 住宅ローン減税・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・最大控除600万円
- 所得税特別控除(投資型)・・・・・・・・・・・・・・・最大控除100万円
- フラット35S金利優遇・・・・・・・・・・・・・・・・・・・0.3%*20年間
- 固定資産税・・・・・・・・・・・・5年目まで1/2
- その他 (所有権保存登記の登録免許税・不動産所得税)が優遇されます
また、100万円補助金の「長期優良住宅普及モデル事業」は、対象が年間50戸未満の中小ビルダーの木造住宅に絞った新たな制度です。(業者エントリーが必要)
ADS計画研究所さんが分かりやすい説明をされていますhttp://www.ads-network.co.jp/seinou/choki-yuryo/choki-yuryo.htm
佐野工務所の対応として
認定手続き関係
- JBNとの連携サポート
- ハウスプラス住宅保証との技術的審査契約
- 全建連型住宅履歴情報システムの利用
- 普及モデルエントリー済み
工法等について
- 構造材 国産材を使用(柱・土台:桧4寸角、梁・桁関係:唐松集成材)
- 断熱材 アクアフォーム吹付け 次世代省エネ等級 4
その他条件がありますが、ほとんど従来の標準仕様で対応できます。
- パッシブソーラー《そよ風》
- 外壁:ジョリパット 軽量モルタル ノンクラック工法 APM通気工法
- 床:無垢フローリング 内装:オガファーザー壁紙・珪藻土塗り壁・土佐和紙・エコクロス
とにかく認定を取るまでの書類が大変で、時間もかかります。余裕を持った申請期間が必要です。
弊社も制度に対応する体制が整いました。
それほど敷居の高い制度ではないので、関心のある方は是非お問合せ下さい。
大手ハウスメーカーは揃って対応を宣言しはじめました。あのタ○ホームもです。
いずれ「長期優良住宅」がスタンダードになる時代がくるでしょう。
対応していない工務店は「不良」といわれるかもしれません。